講義内容
- 林 譲
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検出限界をノイズの確率論的性質から推定する
分析値の不確かさの意味とFUMI理論による評価
検出限界の定義と実例
分析科学における確率論と統計学の違い
エクセルを用いた統計学実習
希釈の不確かさ
ELISAの不確かさ
一様乱数から正規乱数を作る - 古川 淳
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実験実習書
反応カード
pHの計算 - 矢島 毅彦
- 分析化学の目的は、検体中に「何が」「どれだけ」あるかを調べることにある。前者が定性分析であり、後者が定量分析である。薬学で扱う検体は主に、薬剤(錠剤、注射液等)、血液や尿などの体液、食品、環境試料(水、大気等)である。また、量的には錠剤中の主成分のように多量にあるものから、環境試料中のダイオキシンのような超微量成分まで極めて幅が広い。このように薬学における分析化学の特徴は、質的にも量的にも極めて幅の広いことにある。
分析化学の学習には計算力が不可欠である。講義・実習には常に電卓を持参すること!
分析化学は薬学のみならず、全ての学問の基礎である!
*科学は物質的基礎に基づくべき
*生命現象、精神活動、病気等全てに物質的(物理・化学的)基礎がある
“原因不明の現象(病気等)の解明のために分析化学の発達”
“分析法の発達により新たな現象(病気等)の発見・予測”