ELISAの不確かさ

3.3.検出限界と定量限界の求め方

上の定義(30%RSDを示す濃度)に基づいて検出限界を推定する方法をFig.10に示す.図には,定量範囲(RSD<10%)を求める方法も記してある.この定義により,競合法と非競合法は,同じ定義により,検出限界と定量範囲が求められる.

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Figure 10 非競合法(上)と競合法(下)における検出限界と定量範囲の求め方 左:検量線,右:濃度推定値のRSD.実験はFig.9と同じである.

 従来の検出限界の定義は測定値の統計量を基準にしていた.一方,新しい検出限界の定義は濃度(分析値)の統計量を基準にしている.分析者が最終的に知りたい量は,測定値ではなくて,分析値であるから,分析値を基準にした検出限界の定義は妥当であると考えられる.

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